この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「銀っ…、待って…止まって」

ちゃんと言わなきゃ。

なのに銀は止まるどころか更に腰を加速させる。

「だめだ。俺から逃げんな」

今度は両手を後ろに引かれて身体が持ち上がる。
私は倒れないように後ろから抱きつく銀の首に腕を回した。

「そうだ。しがみついてろ」

耳元で吐息混じりの声で囁かれるとどうにかなってしまいそう。

「逃げないからっ…んっ! 待って…」

「俺がどれだけお前を…」

ダメだ、全然通じてない。

「本当に…銀だけだよっ…あっ!」

「本当に?」

羽交締めされるようにキツくキツく抱きしめられる。
その間もけして止まらない腰つきにさっきから何度絶頂を迎えているかわからない。

コクコクと頷く。

「愛してる。小春と離れたくない」

これ以上ない隙間を更に埋めようと力いっぱい抱きしめられ奥へ突き上げるように何度も何度も激情を注ぐように押し込まれる。

まるで私の身体に刻み込むかのように。
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