この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「お前が…最近津田と仲良くしてるの見て…嫉妬してたんだ俺」

そ、そうだったの?
それで様子がおかしかったのか。

「銀…あのね、日向ね」

「だからなんで下の名前で呼んでんだ?」

うわ。一気に目つきが変わった。
気にしてたのね。

「聞いて最後まで」

そう言って、銀の眉間のシワにキスした。
すると少しだけ表情が和らいだのがわかった。

「ん」

銀は渋々短い返事をする。

「私が言ったの。付き人ってずっと一緒に行動するでしょ? 日向って見た目凄く怖いじゃん」

「そうか?」

「そうだよ! それでガチガチの敬語であんな雰囲気でいられたら私息ができないと思って。
それで敬語もなし、名前で呼ぶって事にしたの」

「ああ」

「もちろん最初は断られたよ? だからせめて二人きりの時はって話しになってそれで」

「それにしたって、仲良すぎだろ」

「日向、ネコなんだって。銀にもし聞かれたらそう言えば通じるって言ってたんだけど、意味わかる?」

銀はそれはそれは晴天の霹靂とも言えるような表情になった。

「は? ネコつったか? 本当に?」

あ、通じた?
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