この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


「俺、お前がてっきりアイツの事が好きになったんじゃないかって」

「ないない! それはもし男だったとしてもない! そもそもタイプじゃないもん」

「そういう問題? しかも、どんどん綺麗になってくし」

「え!?」

綺麗に?

「二人でジムに行き出したのは何でだ? これ以上スタイル良くなって何すんだよ」

スタイル?
変わったかな?

「いや、それはその…。ご、護身術を日向に教えてもらってるの! ほら、念の為にさ」

「それだけ?」

ギクっとしてしまう。

「小春。言え」

「あの…だから…銀が…」

「は? 俺? 俺がなに?」

「ぎ、銀が…銀が凄いから! 体力付けて、その…ついていけるようにといいますかなんというか…」

途中で恥ずかしくなってゴニョゴニョになる。
しどろもどろになる私を見て銀はニヤっと笑った。
< 236 / 304 >

この作品をシェア

pagetop