この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「俺、お前がてっきりアイツの事が好きになったんじゃないかって」
「ないない! それはもし男だったとしてもない! そもそもタイプじゃないもん」
「そういう問題? しかも、どんどん綺麗になってくし」
「え!?」
綺麗に?
「二人でジムに行き出したのは何でだ? これ以上スタイル良くなって何すんだよ」
スタイル?
変わったかな?
「いや、それはその…。ご、護身術を日向に教えてもらってるの! ほら、念の為にさ」
「それだけ?」
ギクっとしてしまう。
「小春。言え」
「あの…だから…銀が…」
「は? 俺? 俺がなに?」
「ぎ、銀が…銀が凄いから! 体力付けて、その…ついていけるようにといいますかなんというか…」
途中で恥ずかしくなってゴニョゴニョになる。
しどろもどろになる私を見て銀はニヤっと笑った。