この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「凄いって何がだ?」
「わ、わかってるでしょ!」
銀はずっとニヤニヤした顔で見てくる。
すっかり機嫌は直ったようだ。
「それじゃ、トレーニングの成果を再度確認させてもらおうか?」
「いやっ、それは…。ちょっと今のほら、なんかいつもより、ね?」
「まぁ、いつもよりはな。痛みはなかったか?」
結局は私の身体を心配してくれるらしい。
「な、なかったし…、その…」
実は嫉妬で余裕がない銀の姿を見て、何故か嬉しさも感じてしまった。
私の事、本当に好きなんだって。
身体全部で伝えるみたいで嬉しかった。
「なかったし?」
「よ、よかった凄く。嬉しかった。ヤキモチ」
銀は目を大きく開けた。
「はぁ。本当お前は…。敵わないよ」
そう言って顔を包み込むように手で優しくロックオンされるとゆっくりとキスをされた。
さっきの激しいキスとはまた違う、しっとりとした余裕のあるキス。
これはこれで私には十分刺激的でクラクラしてしまうのには変わらない。