この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
銀のキスはどんなふうでも酔いしれてしまいそうになる。
最後にチュっとされると、二人で目を合わせて微笑みあった。
良かった。
いつもの銀だ。
「銀、心配かけてごめんね? 知らなかったらそりゃ勘違いするよね」
私はこれまでの自分の行動が軽率だったとわかった。
「いや、いいんだ。逆にいまなら、お前の付き人が津田で良かったと思うよ。津田は強いし、根性あるからな」
そっか。
組員としてはもともと銀は日向を評価してたしね。
「それじゃ、これからも?」
「ああ。津田に付いてもらえ。姉ちゃんなんだろ?」
「うん。そんな感じ本当に」
「気の合う奴ができて良かったな」
銀はどうやら嫉妬はしたけど、やっぱり心が広い。
私だったらこんなにすぐに気持ちを切り替えたりできるか謎だ。
「ありがとう銀。私、本当に銀だけを想ってるからね。銀しかやだよ?」