この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「クククク、足バタバタしたいだろ」
銀にはお見通しだ。
「だから。ムズムズする」
「可愛いな本当に。してみたら?」
いやいやそれ絶対面白がってるやん。
「しません」
「大丈夫。どこから見ても淑やかな絶世の美人だ」
私は目を大きく開けてしまう。
「黙ってればな」
そう言って銀はクスッと笑った。
もう!
「銀もね。御曹司みたいだよ。脱がなきゃ」
「ククククっ、そうか。いいな、御曹司」
そして料理が運ばれてきて、私たちはさっそくワインで乾杯をする。
「銀。ありがとう、素敵な所に連れてきてくれて」
「急で悪かったな。俺こそありがとな」
二人で見つめ合って微笑む。
「小春、冷めないうちに食べな」
「お母さんなの?」
「おい」
なんて言いながら絶品のフランス料理に舌鼓を打った。