この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「ん…」

外から差し込む朝日が眩しくて目を覚ますと、隣りには逞しい身体に刻まれたカラフルな厳つい刺青が横になっている。

その身体からは到底想像できない、天使のような寝顔を見せる銀。

どうなってんの。
まつ毛長いし。
顔のパーツも全部綺麗だ。
肌とか毛穴見えないし陶器みたい。

私は横になったままそっと銀の顔を指でなぞる。
スベスベ。

にしてもすんごい無防備だね。

思わずクスクスと笑ってしまう。

昨日はあの後お互い愛を確かめ合うように、何度も愛し合った。

床をチラッと見ればこの部屋に相応しくない光景が広がっている。
後でちゃんと片付けますので、お許しください。

そして、ギューっと銀に抱きつくと寝ているはずなのに抱きしめ返してくれた。

ちょっと離れようと身体をよじればすかさずまた抱きしめ直される。

寝てる時まで守ろうとしてくれてるのだろうか。
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