この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


「おはよ」

低いけど、とても甘い声だ。

「おはよう」

そしてぎゅーっと抱きしめられ、チュッとオデコにキスをされた。
私は銀を見上げる。
すると今度は口にキスをしてくれた。
なんて幸せなんだ。

「ふふっ幸せ」

「だな。可愛いな朝から」

寝起きの銀は甘々で蕩けそう。

私からもキスをすると銀は嬉しそうにまた笑った。
私もつられてクスッと笑う。

「どれ、起きるか。出かけるぞ」

そう言って銀は起き上がると素っ裸のまま真っ先に床に散らばったゴミをパッパと片付ける。

「ほれ、お前も起きろ」

そう言って手を引っ張られる。
もうちょっとゴロゴロしてたかったなー。
そんな事を思っていれば急に押し倒された。

「出かけないで一日中ベッドで過ごすか? 俺は全然いいぞ?」

ギラっと瞳を光らせた。

「起きます。出かけましょう」

「なんだ、起きるのか。残念」

なんて言ってどけながら笑ってる。
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