この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


部屋に戻り、そこからも夜景が見える。
なんて贅沢なんだろう。

あまりの絶景に言葉も出ない。

「小春、香港は楽しめたか?」

窓際に座って夜景を見ながらルームサービスのシャンパンを飲みながらゆっくりと過ごす。

「うん、とても。銀と来られたのが何よりも嬉しい」

銀は私の隣に座り直す。

「小春。メリークリスマス」

銀はそう言って、箱を差し出した。
驚いて瞬きを繰り返してしまう。

「クリスマスプレゼント」

「本当に? ありがとう! 見ていい?」

「ああ。開けてみて」

そして箱を開ける。
嘘…

「腕時計だ! 嬉しい!」

腕時計が欲しくていろいろ見てたけど結局買ってなかった私は飛び上がる。

しかもこれ…
え。
高級外車一台分ぐらいするやつだよね?

「い、いいの?」

「ああ」

「ありがとう。可愛い」

本当に可愛い。

銀は横からすっと手を伸ばし腕時計を手に取ると、私の腕に付けてくれた。




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