この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「いいな。似合ってる」

「うん! 本当にありがとう」

しばらくピカピカの腕時計をいろんな角度から眺める私を、銀は目を細めて嬉しそうに見守ってくれていた。

こんな素敵な旅行に連れてきてくれて、こんなホテルまで用意してくれたのに、プレゼントまでもらえるなんて思ってもなかった。

「銀、私もあの…一応プレゼントあるの…」

実は私も用意はしていた。
もともと泊まりに行く予定だったし。

日向のゴリ押しで…。

「ちょ、ちょっとだけ待ってて!」

「おん」

私は荷物が置いてある部屋へ駆け込む。
ど、どうしよう。
ついに、ついにこの時が来てしまった。

そして荷物からお目当ての物を取り出す。
それは、際どい下着とサンタのコスプレ。

それはベアトップとスカートでお腹が丸見えのやつ。

や、やっぱり辞めよう。
うん。
これは、まずい。

片やこんな高級時計をプレゼントでもらってるのに、いくらなんでもこれはふざけ過ぎよね。
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