この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
事件
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帰国して間も無く状況は一変した。

何やら敵対する組がいるらしく、動き出したとかなんとかで銀はそっちの対応に追われている。

新がやっと戻ってきた矢先だった。

だ、大丈夫なんだろうか。

過去の話を聞く限りやっぱり抗争とかになったら…

ブルッと震えてしまう。

銀に何かあったらどうしようと考えれば考える程心配でたまらなくなる。

やっぱりそういう世界で生きているんだと思い知らされる。

今は仕事が終わって、日向も部屋に戻ったところだ。

このマンションは桐生組の持ち物だったようで、私の住む上層階には関係者がたくさん住んでいる。

一般の人たちは下の階にいて、こっちまでは登ってこれない。
そもそもエレベーターが違うから、滅多に会うことはない。

ピンポーンとインターホンが鳴る。

ん?
日向かな?

私はモニターも確認せず玄関を開けた。
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