この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「日向どうしたの? 忘れ物?」
そう言った瞬間、何者かにお腹をひと突きされ私はそこで意識を飛ばしてしまった。
ーーーー
ん…
目が覚めた。
うっ…
殴られたお腹が痛い…。
そっと目を開けると、目の前には殴られたのか怪我をして目を閉じて倒れている日向がいた。
声を出そうとして、ハッとする。
ここどこ!?
倉庫!?
私もいつの間にか手足も拘束されていて、口にはガムテープが貼られ、足もガムテープで巻かれていた。
手は後ろに結束バンドで縛られているのに気づく。
日向も同じだった。
え、待って…
日向! 生きてるよね!?
でも今声をあげて目が覚めたとバレたら…
どうしよう。
どうしよう、どうしよう!
いつも日向に怒られてたのに。
ちゃんとモニターは見ろって。