この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
日向はそれを交わし、体当たりをしてまた蹴りを入れると男はひっくり返った。

そして男がグァっと声をあげ床に倒れ込むと、日向はすかさず追いかけ、男の手からナイフを蹴り飛ばした。
そして頭を床に踏みつけるように何度も蹴りを入れついに男は気を失った。

その時2階もあったのか、ゾロゾロと何人もの男たちが階段を降りてきた。

ヤバい!

日向はすかさずまだ横に倒れたままの私の前に立ちはだかる。

「おい。お前一人で何ができんだ? 舐めた真似しやがって」

ジリジリと詰め寄る男達。

もしかして、敵対する組の人達なの?

そして一人が日向に殴りかかった。
それでも日向は足を踏ん張り私の前から動かない。

「おい。なんだよその目は」

そう言ってその男は、日向に唾を吐いた。

やめてよ!




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