この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
すると何人もの男達が日向に向かって一気に殴りかかり、日向は手が後ろで拘束されているにも関わらず応戦するも、後ろから取り押さえられてしまった。

私も起こされ同じく後ろから押さえられてしまう。

嫌だ! 触らないで! 離してよ!

私は身をよじり必死に抵抗する。

そして日向を羽交締めにして、それでも殴る蹴るを繰り返す男達。

やめて!
やめてよ!

日向を傷つけないでよ!

「んー! んー!」

口のテープが邪魔で話せない。

日向を見れば、ボコボコにされているのに笑ってる。

男たちもそれに気付いたようだ。

日向の口についたテープを乱暴に剥がす。

「おいテメェ。何がおかしいんだ」

日向は血の混ざった唾を男にかけた。

「カスが。所詮テメェらみてぇな小せえ組に何ができんだよ。
柏木(かしわぎ)、付く相手を間違えたな」
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