この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
私は首を横に振る。

「そんなわけない。どんな銀も、私の好きな銀に変わらないよ。不安にさせてごめんね」

銀は私を見つめる。

「お前が連れ去られたと知って俺…」

グッと眉間にシワを寄せた。

「生きた心地がしなかった。お前に何かあったら俺は…生きられない」

瞳を揺らし真っ直ぐに見つめられ懇願に似た表情を見せる銀。

「大丈夫。すぐに助けに来てくれたおかげで、何もされなかった」

「小春っ…無事で良かった」

銀はまた私を抱きしめた。

「銀、助けに来てくれてありがとう」

そして見つめ合うと引き寄せられるかのようにお互いどちらからともなくキスをした。
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