この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
日向の隣で新は肩を揺らして笑っている。

新もまた日向を知る人間のうちの一人だ。
日向が新にも言ったらしい。

銀は何故か頭を抱えている。

「え? 何? どういう空気?」

私は三人をかわるがわる見るも誰も目を合わせてくれない。

「日向? どういう事?」

「あー、いや、はははは」

日向はチラッと銀を見ると、銀は何故か日向の頭を引っ叩いた。
どゆこと?

「気にしなくていい。とにかく、ピアスにGPSが埋め込まれてたから居場所がわかったんだ」

ちょっと腑に落ちないが、まぁいいか。

「GPSだったんだね」

「ああ」

「小春、今度からはちゃんとモニターは確認しろよ?」

新にごもっともな事を言われる。

「はい。ごめんね、本当に」

「いいんだ。小春のせいじゃない。未然に防げなかった俺が悪い。あんな思い、もう二度とさせないから」

銀は誓うように真剣な眼差しを向け私に言った。
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