この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「考えてなかったか?」

何も言わない私を銀は不安そうな顔で見つめる。

私は慌てて首を横に振った。

「違うっ、驚き過ぎて…」

銀はその気はまだないのかと思ってたから。

「小春。愛してる。結婚しよう」

銀はもう一度言ってくれる。
愛の言葉を添えて。

私はコクコクと頷いた。

「お願いします…」

思ったより小さな声しか出ない。

銀は指輪を手に取ると私の薬指にゆっくりとはめた。
サイズもピッタリだ。

いつの間に準備してくれてたの?

「俺と共に生きよう。一生愛すると誓う」

ついに涙が溢れる。
でもちゃんと私も言わなきゃ。

「はい。私も…一生愛します」

銀は愛おしそうに私を見つめると、そっと身を寄せて涙を拭いてくれた。

見つめ合い、どちらからともなくキスをする。
まるで誓いのキスのように。


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