この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
もう一人の彼はなんて名前だったんだろう。

しかも何かあったら頼るんだよって…
謎な事を言われた。

とりあえず携帯に登録だけしておこう。
その場ですぐに登録するとまた会場に戻った。

ーーーー

季節は変わりパーティーがあった夏の始まりから今はもう早くて秋になった。

仕事も順調だ。

「春ちゃん、ちょっとだけいい?」

希さんに呼ばれた。
希さんの娘さんもあの後松葉杖で生活してたようだけど今はもう治ったらしい。

「どうかしましたか?」

「あのさ、実は東京に本社があるって言ったでしょ? スタッフ一名移動できないかって打診がきてて…」

なんで私?

でもそれもそうか。
希さんはここの代表だし、娘さんもいる。
他のスタッフも大学生とかも多い。

なるほど、完全にフリーなのは私くらいだからか。

せっかくここでの仕事にも慣れてきたんだけどなぁ。
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