この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
マンションに入ってビックリ。
何ここ。
いいの? 本当に。

なんだか申し訳ない気がするも、香織さんに聞いてもやっぱりここであってると言う。

ただ、特別待遇である事は確からしい。

まず考えたところでわからないし、いいと言うんだからいいのだろうと思うことにした。

引っ越し作業も終えて、いよいよ初出勤をする時がやってきた。

「春ちゃん、ここでも基本的には接客も向こうと変わらないから。よろしくね!」

「はい。よろしくお願いします」

ドレスに着替えてさっそくフロアへと向かう。

「春ちゃん、向こうのお客様についてくれる?」

そう言われて香織さんが言う方向を見た。

え?
あの人…

新さんと一緒にいた人だ。

やっぱりその人が座る少し後ろには数人のスーツを着た人達が見張るように立っていた。
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