この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


パンケーキを頬張りながらそんな事を思っていると、気づけばニヤニヤしていて慌てて表情を戻した。

危ねぇ。
一人で笑ってたわ。

そういえば、腕時計とバッグも欲しいんだよな。
食べ終わったら少しブラブラしてみようかな。

ーーーー

ここは一体どこでしょう?
私はやってしまったようだ。

ついつい目に止まるもの全てが新鮮で可愛い物ばかりで、いろんな店に寄っていればすっかり夜になってしまった。

そしてショッピングをしていたはずなのに、何故かホテル街に来てしまったようだ。

充電も切れてしまった。

絶体絶命って感じ。

しかも、いろいろあんだけ回ったのに結局何も買っていないというミラクル。

私の手には途中で買ったどでかいアイスコーヒーが結露している。

とりあえず、来た道を戻ろうと振り返った。

え?

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