この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
まさかすぐ後ろに人がいると思ってなかった私は男性とぶつかってしまった。

そして男性の派手な柄のついたペロペロのシャツに持っていたアイツコーヒーをぶっかけてしまった。

終わった…
この人チンピラやん、どう見ても。

柄のシャツに、坊主頭。なんか坊主に模様が入っている。

顔には夜なのにサングラスを付けている。

絵に描いたようなチンピラだ。

「すみません! あの、クリーニング代を…」

「あ? クリーニング代? このシャツいくらしたと思ってんだ? ん? なんだ、よく見たらねぇちゃん、えらい別嬪じゃねぇかよ。俺とホテルで一発どうだ? そしたら金はいらねぇぜ?」

いやいや、金払った方がいいわ。


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