この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
あれから数日たったが、銀さんからの連絡はない。
ラウンジにも来ていない。

そりゃ忙しい人そうだから毎日来ないのは当たり前なのに、どうしてこうも気になるのだろうか。

一度でも電話が来たからって…

そういえばあの時の電話ってなんの用事だったんだ?

それからめでたい連絡が李梨花から届いた。
ついに結婚式の日取りがおよそ半年後の五月に決まったらしい。

その頃には私は二十五歳かぁ。

はぁとため息をつく。

「あら、春ちゃんため息なんてついてどうしたの?」

「香織さん。私の親友が春に結婚式を挙げるんです」

「まぁ! おめでたいわね! どうしたの? 浮かない顔して」

「いや、なんだかんだ同級生も次々に結婚したりしてて、なんか私だけ取り残されてる感が否めなくて」

「ふふふふ。春ちゃんはいい人いないの?」

いい人って…

「そんなお相手いませんよ。こんなデカい女誰も本気で相手になんてしてくれないんで」

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