この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「もう、そうも言ってられないでしょ? どうせそこら辺にいつも…。まぁ、いいわ。とにかくもし何かあったら、頼りなさい」

そう言って住所が書かれたメモを渡された。
とりあえず受け取る。
さらさら頼る気などないけど。

「まだ来月は営業するし、そんな深刻な顔しないでよふたりとも。もう私だって大人なんだからさ」

「そうよね。まず、最後まではお店頑張りましょうね」

「うん。それじゃ、私は帰るね! また明日」

店から出てアパートへ向かいながら、来月の営業が終わってからの仕事先を探さないといけない事に気づく。

家賃も払わなきゃだしね。

部屋に入ってベッドに一目散にダイブする。

はぁ。
どうしようかな。

すると携帯が鳴った。

"李梨花"

親友の坂本李梨花(さかもとりりか)からの電話だ。
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