この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
そしてその日仕事が終わって帰り道にあるコンビニに立ち寄った。

ブリトーとお茶と、明日の朝に食べる食パンとヨーグルトを買う。

コンビニから出るとスーっと一台の黒光りしている高級外車が路肩に横付けされた。

そして後部座席の窓が開くと、そこには銀さん。

いやいや、いかにもな車乗ってますやん。
胸の中でついつい突っ込んでしまう。

「早く乗って。送ってく」

それと同時に運転手が降りてきてドアを開けてくれた。

「あ、ありがとうございます」

別に歩いて帰れる距離なんだけどな。
ここはお言葉に甘えてしまおう。

「お、お邪魔します。お願いします」

「お疲れ様」

銀さんの隣に座るといつもはしない香水の匂いが僅かにした。
女性用の香水だ。

そっか。だよね。
誰かそういう人がいるよね。
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