この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
実家
そして休みの日の今日。
私はついにお母さんの実家がある場所へ向かう。
私は方向音痴だし、この際タクシーを拾う事にした。
あっきた!
通りに身を乗り出しタクシーに向かって手を挙げる。
ハザードを付けてスーッと路肩に停車したタクシー。
「よろしくお願いします」
「どちらまで行かれますか?」
優しそうなお爺ちゃんドライバーだ。
「あのここに行きたいんです」
おばあちゃんからもらったメモをそのまま渡す。