この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
私はすぐにコンビニから出ると、おばあちゃんに電話をかけた。

『はいはい、小春どうしたんだい?』

「おばあちゃん! 桐生組っ!」

『あらあら、騒いでどうしたんだい』

「いやいや、どうしたもこうしたも!」

『元気だった? 東京には慣れたかい?』

相変わらずめちゃくちゃマイペースだな。

「慣れたけども! 桐生組って何!?」

『おやおや。お母さんの実家にさっそく行ったのかい?』

え?
どゆこと?

「いや…あの…、うん」

『思い出したかい? 昔から何かとお世話になったんだよ本当に。うちみたいな所に嫁いでくれて、小春のお母さんは本当に素敵なお母さんだよ』

「なんで隠してたの!」

『隠してなんかないよ? あんた小さい頃はよく遊びに行ってたじゃないか。やっぱり忘れちまってたのかい』

は?
知らんがな。

「いやいや、覚えてないんだけど」

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