この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
『あらあら、まぁしばらくは弁当屋も繁盛して忙しくてなかなか遊びに行けなかったからねぇ』

「てか、おじいちゃんだって言わない約束がどーたらって言ってなかった?」

『ああ。それは別に桐生組の事じゃないよ』

ええ!?

「んじゃ何よ」

『いや、それは言わない約束だもの』

はぁ?
なんじゃそら。

『ところで、新くんと銀くんには会ったかい?』

おばあちゃんの口からまさかの人たちの名前が飛んできた。

「おばあちゃん知ってるの!?」

『なんだい、あんた。それも忘れてたのかい?あの二人は桐生組に遊びに行くたび遊んでたじゃないか。それに、新君は弁当も買いに来てたじゃないの』

もう開いた口が塞がらない。
一体何が起こってるんだ?


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