この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
『なるほどね』
「驚かないの?」
やっと私も落ち着いてきた。
『いや驚いてるよ。でもちょっと納得』
「李梨花知ってた? 誰か着いてきてたのとか」
『いや全く』
「だよね」
『あのさ、でも小春が忘れてても黙って守ってくれてたんでしょ? それってさ、』
ツーツー。
切れた。
え?
携帯を見れば真っ暗だった。
嘘!?
充電切れ!?
はぁ、本当ついてない。
もうヤダ…
私はベンチに座ったまま体育座りをするみたいにうずくまった。
たしか20時だったはず。
「小春」
するとどのくらいこうしていたのかわからないけど、しばらくすると馴染みの低い声が聞こえてくる。
「来るの遅いよ」
私は顔もあげずに不貞腐れたまま答える。
「悪い。いろいろ手こずった」
そう言って私の頭に手を当てて、前みたいにポンと撫でた。
私はようやくぐちゃぐちゃの顔を上げた。
そこには私をまるで慈しむかのような表情をする銀さんの顔が、月明かりと公園の中央で僅かに光る外灯に照らされ浮かび上がって見えた。
「驚かないの?」
やっと私も落ち着いてきた。
『いや驚いてるよ。でもちょっと納得』
「李梨花知ってた? 誰か着いてきてたのとか」
『いや全く』
「だよね」
『あのさ、でも小春が忘れてても黙って守ってくれてたんでしょ? それってさ、』
ツーツー。
切れた。
え?
携帯を見れば真っ暗だった。
嘘!?
充電切れ!?
はぁ、本当ついてない。
もうヤダ…
私はベンチに座ったまま体育座りをするみたいにうずくまった。
たしか20時だったはず。
「小春」
するとどのくらいこうしていたのかわからないけど、しばらくすると馴染みの低い声が聞こえてくる。
「来るの遅いよ」
私は顔もあげずに不貞腐れたまま答える。
「悪い。いろいろ手こずった」
そう言って私の頭に手を当てて、前みたいにポンと撫でた。
私はようやくぐちゃぐちゃの顔を上げた。
そこには私をまるで慈しむかのような表情をする銀さんの顔が、月明かりと公園の中央で僅かに光る外灯に照らされ浮かび上がって見えた。