この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


銀さんを見上げると助手席のドアを開けてくれた。

「乗って」

そう言って支えてくれて乗せてくれる。
その間も周りを少し気にして見ている。

「閉めるぞ」

バンとドアが閉まると今度は銀さんが運転席に乗ってきた。

一瞬携帯を操作するとまたポケットにしまって、こちらに身を寄せられる。

私は咄嗟にギュッと目を閉じた。

するとシュルッとシートベルトが付けられた。

び、ビックリしたー。
またキスされるのかと…

だから何を期待してんのよって話し!
しっかりしなさい小春!
この期に及んで。

銀さんも自分のシートベルトをはめるとゆっくりと車を発進させた。

どうやら全くわけのわからん方向にいたようだ。
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