謎のイケメンニートが「オレに任せろ」とか言ってくるんですが、大丈夫でしょうか?
ザァアアアアアッ……
シャワーブースの四角い空間。
「ふっ、あぁ……ン、だ、めっ……キョ、……」
立ち込める湯気と水音に紛れて、あたしの喘ぎ声が細く高く、途切れることなく響く。
ぬるめのシャワーなのに、すでにのぼせそうなほど全身が熱く、息が上がっている。
延々と繰り返される深いキスと、全身を愛撫する彼の手のせいだ。
「ひ、ぁんんっ……」
ぬる、とボディソープでぬめる指先が、両胸の形を確かめるようにいやらしい円を描く。
しかし一向に中心へは触れてくれず、あまりのもどかしさに腰がたまらず揺れてしまう。
「こら、動くな。綺麗に洗えない」
鼓膜に響く、色っぽい含み笑い。
そのまま耳殻をねっとりと舌が這い、同時に胸の先端をきゅっと摘ままれて、「ひぅっ」と悲鳴が漏れた。
「も、やめっ……」
力のこもらない手で押しやるが、もはやしがみついているのと大差ない。
もちろん、彼にとっては抵抗の数にも入らないらしい。
「ん? 触ってほしいのはそこじゃないって? あぁ――ここか」
するり、と脇腹から腰を撫でおろした大きな手が、足の間へと滑り込む。
「やっ違、そこだめぇっ……!」
抵抗する間もなく、ナカへ入ってきた指が訳知り顔で蠢き出し、さらなる刺激が襲ってくる。
全身が媚薬に浸された様に震えるのがわかった。
「やっ……キョぉっ」
執拗にあたしのナカを探る指先。
強すぎる官能の波にがくがくと膝が笑い始める。
脳みそが蕩けそうだ。