異世界でイケメンを引き上げた!〜突然現れた扉の先には異世界(船)が! 船には私一人だけ、そして海のど真ん中! 果たして生き延びられるのか!
◇3 魔法なんてものがあるらしい
まぁ、そう意気込んではみたけれど……
「具体的にどうしたらいいものか」
生活、と言っても船の上。しかも私一人だけ。まぁやりたいようにやれるけれど、色々と限られてしまうし。
因みに言うと、私は今この船の大浴場の湯舟に入ってます。何かね、私の家のシャンプーとか持ってきたんだけど……重さが変わったの。もうそろそろでなくなろうとしていたコンディショナーがいきなり重さを増してさ。
これってまさかの、魔法道具的な? 地球で買ったものだけど、こっちに持ってきたら魔法道具に早変わり的な?
______________
アイテム:魔法のシャンプー
ボトルのポンプを押すとシャンプーが出てきます。
詰め替え不要、そのまま無限に使えます。
______________
……らしい。
え、嬉しいんだけど。シャンプーとかコンディショナーとか洗顔料とかがなくなったら私死んじゃうよ? たとえお風呂があったとしても。
あ、もしかしたら洗濯機とか食器洗いの洗剤とかそういうのも魔法の道具に変わってるのかな。お風呂出たら確認してこよう。
「はぁ~、とりあえず良いお風呂だ。最高」
周りは白っぽく清潔感溢れる感じ。なんか広いお風呂を独り占めだなんて最高じゃない? 寂しいとかっては思わないんだなこれが。もう寂しいとかは思わないようにしようと決めたし。
だってこんな広くてデカい船に私一人よ? クルー一人よ? お前友達いねぇのって笑われるやつじゃん!
「……とは言っても、地球人は私しか入れないみたいだしなぁ」
地球だったら私も知人くらいはいるわよ。会社の同期の子達とか、大学時代の同期とか! ま、まぁそんなに親しくはなかったかな?
私の実家の一軒家、地球ではどうなってるんだろう。向こうからもドアが開けられなかったり窓もなくなってたりしてるのかな。でもそれだと騒ぎになっちゃうよね。
待って、それだと、壊されちゃう!? え、私の家大丈夫!?
「……ま、まぁ、異世界だし……全部荷物、こっちに持ってくるか?」
まぁ、壊したところで私が出られるかどうかは分からない。窓だってなかったし。
それに、日本と異世界どちらに住むかと聞かれたら……すぐには答えられないな。
日本じゃ、一応会社員として働いてはいたけれど、ただそれだけ。それに、人間関係は……両親はいないし親戚もいない。
それに比べ、こちらの異世界だとこんなに素晴らしい船があり、しかも電気ガス水道代は支払わなくていいみたいだし。しかも栽培可能な畑があって食料確保も出来そう。
この船には自動防衛システムも備わってるから余程のことがない限りこの船は壊れないと思う。
陸地はどうなっているのか分からないし、海の上に船がポツリだから不安要素はいくつもあるけれどね。
分からないことが沢山あるけれど、あの水晶のところから出てきたシステムウィンに沢山書かれてるみたいだし。まだ読んでないけど。
それに、スマホもこっち持ってきても使えた。圏外の癖に検索とか出来たし。Wi-Fi付いてるし。ちゃんとコンセントがあって充電も出来たし。だから必要な知識などは調べられれば大丈夫。
「とりあえず……食料確保?」
畑にトマトときゅうりのヘタを埋めてみたけれど……どうなるかは分からない。けど栽培レベルは着々と上がってる。
このレベルアップが何を意味するのかはまだよく分からないけれど、きっといい事があるのかもしれないからもっとレベルアップをしておこう。
それに、この船の冷蔵庫と冷凍庫を発見したんだよね、さっき。それがまた結構デカい。なら収穫とかしても安心だ。
食糧と水さえあれば人間は生きられる。よし、まずは食糧だ。
確かまだ家の方に色々と食料があった。埋められそうなものを探してみよう。
まぁ、お肉食べたい気持ちはあるけどさすがにお肉は、ね。もし実ったとしても、衛生管理とか怖くない? それにちょっと気分的に無理だし。だからやめておこう。
「具体的にどうしたらいいものか」
生活、と言っても船の上。しかも私一人だけ。まぁやりたいようにやれるけれど、色々と限られてしまうし。
因みに言うと、私は今この船の大浴場の湯舟に入ってます。何かね、私の家のシャンプーとか持ってきたんだけど……重さが変わったの。もうそろそろでなくなろうとしていたコンディショナーがいきなり重さを増してさ。
これってまさかの、魔法道具的な? 地球で買ったものだけど、こっちに持ってきたら魔法道具に早変わり的な?
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アイテム:魔法のシャンプー
ボトルのポンプを押すとシャンプーが出てきます。
詰め替え不要、そのまま無限に使えます。
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……らしい。
え、嬉しいんだけど。シャンプーとかコンディショナーとか洗顔料とかがなくなったら私死んじゃうよ? たとえお風呂があったとしても。
あ、もしかしたら洗濯機とか食器洗いの洗剤とかそういうのも魔法の道具に変わってるのかな。お風呂出たら確認してこよう。
「はぁ~、とりあえず良いお風呂だ。最高」
周りは白っぽく清潔感溢れる感じ。なんか広いお風呂を独り占めだなんて最高じゃない? 寂しいとかっては思わないんだなこれが。もう寂しいとかは思わないようにしようと決めたし。
だってこんな広くてデカい船に私一人よ? クルー一人よ? お前友達いねぇのって笑われるやつじゃん!
「……とは言っても、地球人は私しか入れないみたいだしなぁ」
地球だったら私も知人くらいはいるわよ。会社の同期の子達とか、大学時代の同期とか! ま、まぁそんなに親しくはなかったかな?
私の実家の一軒家、地球ではどうなってるんだろう。向こうからもドアが開けられなかったり窓もなくなってたりしてるのかな。でもそれだと騒ぎになっちゃうよね。
待って、それだと、壊されちゃう!? え、私の家大丈夫!?
「……ま、まぁ、異世界だし……全部荷物、こっちに持ってくるか?」
まぁ、壊したところで私が出られるかどうかは分からない。窓だってなかったし。
それに、日本と異世界どちらに住むかと聞かれたら……すぐには答えられないな。
日本じゃ、一応会社員として働いてはいたけれど、ただそれだけ。それに、人間関係は……両親はいないし親戚もいない。
それに比べ、こちらの異世界だとこんなに素晴らしい船があり、しかも電気ガス水道代は支払わなくていいみたいだし。しかも栽培可能な畑があって食料確保も出来そう。
この船には自動防衛システムも備わってるから余程のことがない限りこの船は壊れないと思う。
陸地はどうなっているのか分からないし、海の上に船がポツリだから不安要素はいくつもあるけれどね。
分からないことが沢山あるけれど、あの水晶のところから出てきたシステムウィンに沢山書かれてるみたいだし。まだ読んでないけど。
それに、スマホもこっち持ってきても使えた。圏外の癖に検索とか出来たし。Wi-Fi付いてるし。ちゃんとコンセントがあって充電も出来たし。だから必要な知識などは調べられれば大丈夫。
「とりあえず……食料確保?」
畑にトマトときゅうりのヘタを埋めてみたけれど……どうなるかは分からない。けど栽培レベルは着々と上がってる。
このレベルアップが何を意味するのかはまだよく分からないけれど、きっといい事があるのかもしれないからもっとレベルアップをしておこう。
それに、この船の冷蔵庫と冷凍庫を発見したんだよね、さっき。それがまた結構デカい。なら収穫とかしても安心だ。
食糧と水さえあれば人間は生きられる。よし、まずは食糧だ。
確かまだ家の方に色々と食料があった。埋められそうなものを探してみよう。
まぁ、お肉食べたい気持ちはあるけどさすがにお肉は、ね。もし実ったとしても、衛生管理とか怖くない? それにちょっと気分的に無理だし。だからやめておこう。