私の現実

初めての絶望

私が今から話すのは中学生になって一番の悲しい出来事についてです。
私は小学生の頃から続けていた野球を中学でもやることになり、一時期は私が住んでる場所から車で片道二時間ほどかかる場所にある硬式野球のクラブに入っていた。
 でも私は朝早くに起きて夜遅くに帰ってくるそんな生活を続けていたある時に、熱を出して倒れてしまった。精神的にも身体的にも疲労が溜まって私は倒れてしまったんです。
 それからすぐのこと、私は両親に野球を辞めたいと話し、しばらくは渋っていた2人でしたが私の体調を見て判断したのか了承してくれました。
 それからの学校生活は何に打ち込むこともなくただただ暇な一日を過ごしていました。
 それからまもなく、ある人が私の陰口を言っている。と言うのを聞きました。
 私は男子達からよく「ゴリラ女」「暴力女」などと言われることがありました。野球をしていたこともあり元々のガタイの良さがさらに際立つようになり、同学年の男子よりも力は強かったことが原因でした。
 中学校に上がっても男子達からの嫌がらせの言葉はなくならず、もう気にしないようにしていました。
 それが女子からも言われているのだと知り、なんだか心がグシャっとなった気がしました。
 それからは前まで気にならなかったことが気になるようになり、男子達の私への嫌がらせがすごく辛いものに変わりました。
 それでも、学校は嫌いではないのでとりあえず通いました。
 体育祭の応援リーダーを決める話し合いがあり、私は立候補をしました。
 小学生の頃から何度も応援リーダーに立候補していたので今年も立候補はしました。
 ですが、私が目立つのが嫌なのか男子のリーダー的存在が私がリーダーになることに賛成するなと女子にも男子にも言っていたそうです。
 男子と数人の女子はそれに従い、私のリーダーになることへの賛成者は32人中たったの5人でした。
私は悔しかったです。小学生の頃から同じように拒否されて「お前はするな」と言われて何もかもが嫌になりました。
 そんな時に私はずっと一緒だった大好きな親友に売られました。私の悪口をメインで言っている女子に間違ってその女子の悪口を書いた文を送ってしまったそうです。
 私は謝ったら?と言いましたが、悪口の対象が自分になりたくないからとすでにターゲットにされてる私が言ったことにしてと親友から告げられました。
 私は親友が悪口を言われるくらいなら私が変わりにと思い親友からの申し出を受け入れました。
 そしてそれを受け入れた瞬間私の視界はぼやけ目の前が何も見えなくなりました。大好きだった、ずっとそばにいた親友から裏切られた。そう心の中で思いました。
 次の日学校へ行くと親友はその子と楽しそうに話していて、私はなるべくいつも通りに接しようと話しかけに行きました。
「おはよう」いつもなら親友からも元気に「おはよう」と帰ってくるのにその日は何もありませんでした。
私に帰ってきたのは親友からの睨みと無視でした。私は初めは勘違いだと自分に言い聞かせそれからもいつもどうりに親友に話しかけに行きました。だけど、帰ってくるのは睨みと無視で私は絶望しました。
 悪口を言われても親友がいてくれる、どんなに酷いことをされても親友だけは笑いかけてくれた、それなのに親友はもう私の親友ではなくなりました。
 思えば、今までどんなに目の前で悪口を言われても何も言い返してはくれなかった。
 私が正論を言い相手が我儘を言っていた場で一斉に責められている時も何もしてくれなかった。ただ知らない顔をしていた。
 「どうして、私はあんなのを親友だと思っていたんだろう」
そう口にした途端私の中の何かが崩れ落ちました。
 そして私は不登校になりました。
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