しらんぷり ③

水無月に入り、少し汗ばむ程の暑さを感じた
エアコンは音を立てなかった
部屋で
ユーメとイケルは横向き25の形になって
ユーメは少し汗ばんでいた
お互いの顔を両の足で優しく耳当てをして
そのゼツと舌で自信の愛情を示していた
12分の25を終えて
イケルはユーメに覆い被さった
サッカーで鍛えられた足腰に比べ
多少の華奢を感じさせた上半身に頬を付けた
日焼けで色を増したユーメの右の焦げ茶を噛み
右手でユーメの塊を摩る
身を委ねるユーメの悦の表情を確認して
舌先を下へ下へと、水平移動していた
ユーメの塊に辿りついてからは、
大好きなオモチャで嬉しそうに遊ぶ少女のよう
ワクワクとしていた
舌先でユーメの男柔を舐めた
「うう」
大切な二つの大切を舌先で感じ、透舌を試み。
男の柔らかさを楽しんだ
茎の闇側を掠るようにゆっくりと
亀の如く亀に着く
そこからしばらくハタチの少女は
フォアダイスで遊び。イタズラした
イケルに少女の記憶が蘇る
幼い少女は変態的好奇心から
ホッキチスを自分の人差し指に刺した、あの日だった
自傷の痛みと儚さを覚えた、少女の夏休みだった
人差し指に僅かばかりの痛みを感じながら
その指でフォアダイスを触れて、舌を転がした
ユーメは
このまま死にたい。と思っていた
十二分にフォアダイスでオトナをしてから
イケルは、ちゃんと、メガミをした
イケルの女神を目線して
ユーメは、
1回目をそのまま、ハタチの白を口内した

エアコンは音を立てず
しっかりと見ていた

「ちょっと休憩」
「うん」
「よかった」
「食べる?」

イケルは上品に
とても上手にくりを剥いた。

2人はクリを食道した。

栗の胃袋は少しの音を腹部でホイッスルして、2回目屁

エアコンは音を立てて
知らんぷりしていた
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