海と少女
「こんなとこにいたら、病気になるよ」


あたしは一応押入も開けてみた。そこには2組の布団があった。


「変な匂い〜こんな布団使うのヤダァ。気味悪いし」


「そうだな、今日はコタツで寝よう」


「早く1階に降りよう、ここ空気悪いよ。またあたし天気がいい日に、空気入れ替えておくよ」


「そんな、開けるなって書いてあるのに」


「いいよ、そんなの守らなくても!」


あたしたちはさっさと1階におりた。

いくら薄気味悪くても、2階の空気の悪さより1階の方がマシに思える。
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