海と少女
次の日も
昨日と同じように
天気は薄曇りだった。



ここはもしかして、
ずっとこんな天気
なんだろうか。



あたしたちは、車でたくさんの買い物を済ませた。

寒さにそなえて
灯油も買った。

まだ必要なものがありそうな気がしたが、なかなか思いつかない。


ふたりとも、
こんな生活は
初めてだから。



都会にいると、何でもすぐに手に入る。だから何も持たなくて生活できてた。

二人で暮らしていたけど、何も持ってなかった。炊飯器すらなかったのだ。
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