海と少女
昼頃、信也は起きてきた。
カップ麺をすする。
「これ、食べない?」
再度イカ大根を
すすめてみる。
「オレさ、
そういうのぜってー食べねぇだろ? オマエ知ってるじゃん。
だからこうやって、食料いっぱい買い込んでんだし」
山のようなインスタント食品を指して言った。
「今からパチ行ってくるから」
「また行くの?」
「今日こそ大丈夫。
昨日さ、地元のヤツと知り合いになったんだよ。いい台教えてくれるって」
「…」
誰が他人に、いい台なんて教えるんだろうか。
そう思いはしたけど、口に出さない。
カップ麺をすする。
「これ、食べない?」
再度イカ大根を
すすめてみる。
「オレさ、
そういうのぜってー食べねぇだろ? オマエ知ってるじゃん。
だからこうやって、食料いっぱい買い込んでんだし」
山のようなインスタント食品を指して言った。
「今からパチ行ってくるから」
「また行くの?」
「今日こそ大丈夫。
昨日さ、地元のヤツと知り合いになったんだよ。いい台教えてくれるって」
「…」
誰が他人に、いい台なんて教えるんだろうか。
そう思いはしたけど、口に出さない。