没落家出身令嬢は、エリート御曹司の香りに抗えない。



 伯母様宅に帰宅して私は早速サインをしてもらおうと伯母様に頼んだ。


「採用おめでとう、お父様のことは任せてね。お仕事頑張ってね」

「はい。ありがとうございます」

「引っ越しはいつ?」

「三日後です」


 荷物は少ないので引越し準備はすぐできる。


「そうなのね、じゃあ、お買い物行きましょう!」

「え? お買い物?」

「そうよ、就職祝いしましょ!」


 伯母様に言われ、彼女に連れて行かれた先は近くにあるショッピングモールだった。そこで、私は着せ替え人形になった。



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