没落家出身令嬢は、エリート御曹司の香りに抗えない。
生きるためのバイト探し
伯母様に連れられ、私は家の前にある車に乗せられた。
「伯母様が運転されるんですか?」
「えぇ、そうよ。私、運転するのが好きなのよ。安心して、いつも旦那さんも乗せてるのよ」
彼女は免許証もゴールドだから〜と言い、エンジンをかけた。
「あの、お祖父様大丈夫でしょうか?」
「大丈夫よ、ウチにいる使用人をこちらに向かわせているから」
「そうですか……良かった」
車が出発するととても丁寧な安全運転で心地が良く、眠れなかったこともあり眠ってしまった。