『流王学園物語1』氷の魔女の愛し方
二時限目が終わり、休み時間になった頃
私のスマホが振動した。

「おい。スマホ振動してるぞ」

「え?あっ、ありがと早瀬。」

そう言い私はスマホをとった。

『今日の夜帰ってこい。
 話がある。絶対だからな。
            父』

…お父様からだ。

「何かあったの?顔色悪くなってるよ?」

野々花に心配されたため答える。

「ううん。ただ、お父様に呼ばれただけ」

「そっか。じゃあ、今日は一緒に帰れないね」

流王学園は寮があるため、いつも野々花や早瀬と帰っている。

「そうね。」

私はそう言い、スマホをカバンへしまった。
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