あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
「ねぇ、凛、もしかして…澄川さんもこのマンションに住んでるの?」

「うん。」

「やっぱり澄川さんのおウチはお金持ちなんだぁ〜」

「う…ん…それからねぇ、昨日、澄川さんから告白されて…お付き合いする事になったの……」

「………ええ!!!! 付き合う?!!って
カレカノって事?!!!!
ちょっと、ビックリして心臓止まりそうなんだけど〜!」

「うん。私もビックリなんだけど、
そういう事になったの…」

「じゃあ、この指輪は…プレゼントされたとか?」

「うん。彼女っていう証にってプレゼントしてもらったの」

「キャ〜〜!おめでとう凛!良かったね。幸せになるんだよ〜」パチパチと手を叩いて喜んでくれた美咲。

「じゃあ、凛にハイスペックな彼氏が出来たと拡げなきゃ!」

「え、私は大人しくした方がいいでしょう?」

「甘い!凛。
凛は営業部の先輩たちに澄川さんの担当だからひがまれてるんだよ?!
その凛に彼氏ができたってウワサ流せば、先輩たちは安心するじゃん。
そして男性社員は凛へのアプローチ出来なくなるの!」

「そうなの?」

「そうなの。澄川さんだって私の作戦聞いたら納得するに決まってる。」ウンウンと頷く美咲だった。

「明日から私が営業部で作戦実行するわ」
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