あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
トムとお母さんは日曜日の戻りを早めて金曜日に戻って来た。

仕事中、凛にお母さんからマンションに帰って来たとメールが入った。
トムさんは仕事で遅いし、お土産を渡したいから2人で夕飯を食べようとお誘いメールだった。

もちろん、行くと返信した。
営業中の宙さんからも、帰ったらお母さんの所へ行くとメールも入った。
宙さんにもOKスタンプを返信した。

久しぶりにお母さんのマンションへ行くと、
「凛ちゃん!会いたかった〜!
うちの宙の恋人になってくれてありがとう!!」と玄関で抱きつかれた。

「お母さん、私もまた会えて嬉しいです!
あの〜、改めて……宙さんとお付き合いさせていただく事になりましたので、よろしくお願いします」とお辞儀をした凛。

「こちらこそ宜しくお願いします」とお母さんもお辞儀をした。
2人は顔を見合わせて笑顔でリビングにはいる。
ソファーに座った。
真剣な顔でお母さんから
「凛ちゃん、宙から女性不信になった原因を聞いた?」

「はい…」

「そう…。宙は凛ちゃんには普通に接していたでしょう?
だから私は凛ちゃんとなら上手くいって欲しいって思ってたの〜!
本当に2人には幸せになって欲しかったからもの凄く嬉しいわ〜!
本当に良かった……」

「はい。いろいろと至らない私ですが、これからもよろしくお願いしますお母さん。」

「うん!トムと私とも仲良くしてね」

「もちろんです。」と凛は微笑んだ。
お土産もたくさん貰い、先に2人で夕飯を食べていると宙さんが帰って来た。
< 105 / 130 >

この作品をシェア

pagetop