あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
「新婦さま、そろそろお時間です」とスタッフに付き添ってもらいチャペルの入口へ。
ドアの前にトムさんが笑顔で待っていた。
「リンチャン〜!キレイネ! ソラとシアワセナルネ!」

「トムさん、ありがとうございます」
トムさんは少し涙ぐんでいて、その姿にまた涙が出てきた凛だった。
スタッフさんが涙を拭いてくれ
「では、ドアオープンします」

讃美歌のオルガンの音楽が流れる中、トムさんと腕を組んで1歩ずつ宙さんの方へ歩く。

私をストーカーと勘違いから始まった出会い。
でも…高校生時代憧れていた人。
会社では無表情なのに私の前では良く笑うし、良く話す人。

そしていつも私を助けてくれる人…
もう雷が鳴っても貴方がいるから怖くない。

大好き…そして愛してる宙さん。
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