あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
祭壇前でトムさんは
「ソラ、リンチャント シアワセニネ!」
「はい。」と宙は答えてトムから凛の手を自分の組んでいる腕に絡ませた。

牧師さんの誓いの言葉の後、指輪の交換をして
宙は凛のベールを上げてから誓いのキスをした。
パチパチ♪パチパチ♪

こうして2人は家族に見守られて夫婦になった。

披露宴と言っても食事会のようだ。
私たちはひとりずつお酒を注ぎに席を立った。
お爺さんである会長から回る。

美咲とつぐみ先輩は会社のトップ達に圧倒されていたが、仁さんが柔らかい感じで話しかけてくれていたので、にこやかに食事をしていた。

「美咲、つぐみ先輩。ありがとうございました」

「中島さん、岡田さん、今日はありがとうございます。
あ、皆んなにも紹介するね。
爺ちゃん!叔父さん! 今日は受付で凛がお世話になった岡田さんと、凛の仲良し同期の中島さんも参列してくれたんだわ〜」

「ああ、岡田さんも中島さんもワシは知ってるぞ〜 2人とも参列していただき、ありがとう!」と爺ちゃんは2人に手を振った。

「これからもよろしくね」と社長も笑顔だ。

つぐみ先輩も美咲も頭を下げていた。
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