あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
翌日の午後イチの飛行機。
出発ロビーにトムさんとお母さんがお見送りに来てくれた。

「凛ちゃん!宙〜!」とお母さんとトムさんが手を振っている。

荷物も預けた私たちも手を振り、出発時間までカフェでお茶をした。

「凛ちゃん、宙。改めて結婚おめでとう!」
「オメデトウ!」

「ありがとうトムさん、お袋。
これからも凛と2人、よろしく頼みます」

「トムさん、お母さん。これからよろしくお願いします」と2人も頭を下げた。

その後は、トムさんと宙さんは英語で仕事の話しを少ししてた。
私とお母さんは新婚旅行の日程表を見ながら、観光地の話しで盛り上がっていた。

「コアラを観に行くのね〜。
私も抱っこしてみたいなぁ〜。どんな感じだったか帰って来たら教えてネ!」

「はい。オーストラリアで私の英語が通じるか心配です」

「大丈夫よ!凛ちゃんはかなり英会話上手になったから自信持ってドンドン喋っておいで」

「そうですね!会話しなきゃ勉強にもなりませんもんね。」

「宙も付いてるし、安心してチャレンジすると良いわよ」

「はい!頑張ります」

「凛、搭乗案内のアナウンス入ったからそろそろ行こう」

「はい」
搭乗口でトムさんとお母さんとハグをしてから中へ入った。
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