あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
アメリカ
楽しかった新婚旅行から戻り、

宙と凛はアメリカでの生活を送っていた。
1年半が経ち、凛もやっと生活にも慣れてきた。
日本人のコミュニティでお友達もできたし、宙がいない時は車を運転してお買い物も出来るようになった。

宙はアメリカに帰国したトムさんや会社の方たちと視察出張もある。
そんな時は、お母さんとトムさん宅(豪邸)でお留守番をしながら楽しく過ごしていた。

今回は重役会議もあり、出世して西地区の統括長の宙も出席する。

会議があった日、帰宅したトムさんと宙から宙が日本の統括長になる事が決まり、日本へ帰国する事。
また、日本でのリフォーム会社は業績不振で日本の住宅企業の買収により撤退する事。
を告げられた。

「リンチャンノ ハウスハ、リンチャンノママネ。」

「凛、帰国してからあの家で住もうか?
どうする?」

「う〜ん、どうしましょうか…
2人だけだと広すぎませんか? 
立地も宙さんの通勤も大変でしょう?」

「会社は車通勤だし、大丈夫だぞ?」

「もう少し考えても良いですか?」

「ああ。相談して決めよう」

「うん。」
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