あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
あっという間に、臨月の凛。
お母さんが日本に残ってくれて、忙しい宙さんの代わりに妊婦健診に付いてきてくれる。

医師からはいつ産まれてもおかしくないですよ。と告げられた。

宙さんも忙しく大阪や東京を行ったり来たりしているが、出産に間に合うか心配していた。
今日は宙さんは東京だったし、トムさんが日本へ来ているので、トムさんのマンションで夕飯を食べる。
トムさんとお母さんと私、そして今日は早く帰宅した宙さんと久しぶりに4人で夕飯を食べていた。

「リンチャン!オナカオオキクナッタネ!
Babyウマレルネ!」

「ハイ!もうすぐですよ」

「宙は名前決めたの?」

「うん。凛とも相談してさ〜
男の子なら尚〈しょう〉 *女の子なら笑美〈えみ〉にするんだ」

「ショウ! エミ!Good name!」

「アメリカでも馴染む名前ね。素敵じゃない。」

「だろ〜? 多分、アメリカの生活が長くなるだろうからさ〜。凛とも良く話し合ったんだ」

皆んな、赤ちゃんの名前を聞いてニコニコしながら楽しい時間を過ごす。
< 124 / 127 >

この作品をシェア

pagetop