あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
助産師さんが様子を見にきた。

「すみませんがちょっとカーテンしますね〜 」と赤ちゃんの心音を確認して、私の子宮口を確認する。

「子宮口もまだ6センチ位かな」

「まだ6センチ……」

「多分、夜中になると思いますよ」と助産師さんはカーテンを開けて出ていった。

「お袋、凛は夜中まで陣痛と戦うのか?」

「うん。人間が産まれてくるんだから簡単にはいかないのよ?」

「そうだよな……」とまた凛の手を握りベットに近づいて座った宙。
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