あなたは本当に憧れの先輩？　6年ぶりの再会は運命の出会い
アメリカ永住
その知らせは突然だった＊＊＊＊

アメリカでトムさんの右腕だった副社長が交通事故で亡くなった。
オレも昔から知っている方だったし、葬儀に参列する為にアメリカへ飛んだ。
アメリカ本社もバタバタしていた。

トムの家に泊めてもらい翌日の飛行機で戻る予定だったオレにトムさんから内密でオレに副社長に就任させたいと打診された。

トムさんも信頼していた友人の死に少し気弱になっている様子だった。

トムさんの支えになるのなら力になりたいと思い、役員会議でOKならと返事をして帰国した。

帰国して凛にも、もちろんその話をした。

「宙さん、私も今こそ家族で力を合わせて頑張る時だと思う。どんな事があっても私は宙さんの味方よ！
アメリカにもついて行くからね！」っと言ってもらえた。

「ありがとう凛。
多分、アメリカで永住になると思うので頼むな」

「はい。宙さんも大変だと思うけど、トムさんを助けてあげて下さい」

「うん。」と宙は凛を抱き寄せてキスをした。
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