あなたは本当に憧れの先輩？　6年ぶりの再会は運命の出会い

視線

翌日も仕事を終えマンションへ帰る途中コンビニで朝食用のパンと1人用のサラダを買った凛。

何となく視線を感じたので、レジでお店の中を振り返ってみたが、こちらを見ている人もいない。
お会計をしてマンションへ向かった。
マンションに入る時も後ろを振り返ってみたが、普通に通行人が歩いているだけだった。

「きっと気のせいだな」と呟きながら中へ入った凛。

翌日もその次の日も視線を感じる凛。
ちょっと怖くなって早歩きでマンションへ向かっていると後ろから走ってくる足音が聞こえてきたので振り返ると
「同じ電車だったんだね多分菊池さんだと思って追いかけて走ったんだ。一緒に帰ろう。」

「はぁ〜澄川さんかぁ〜……」

「ん？どうした？」

「いえ……この3日間、駅からマンションまでの間で視線を感じるというか、気のせいだと思うんですが……ハハ」

「え？　マジで？　ストーカー……か」

「でも、振り返ってみてもそんな感じの人はいないんですよねぇ…」

「気をつけた方が良いよ。何かあってからだと遅いからさ……」

「はい…」2人でマンションに入る。

そんな2人を見ていた男がいた。
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