あなたは本当に憧れの先輩? 6年ぶりの再会は運命の出会い
「4は……私の前にさえ現れなければ良いです…」

「じゃあ、会社を通して誓約書を書かせるか?」

「社会的制裁したら逆恨みが心配です…」

「まぁ、その辺はうちの会社に要望を言おう」

「はい。」
お母さんの通訳を聞いていたトムさんは腕組みをして何かを考えていた。

凛は、澄川さんと再会してから急展開で環境が変化していると思った。

ひとりぽっちの人生。
この先も誰にも頼らず続くと思っていた。でも今は…この思いやりのある家族と離れたく無いと思っている。

左の椅子に座っている宙さんをチラッと見た。
かなりのハイスペックイケメン。
自宅と会社での印象が全然違う。
優しい。
そして、高校の頃は…憧れていたバスケ部キャプテン

宙さんが私の視線に気づいて
「ん?どうした?菊池さん?」

「いいえ、いつも助けてもらってるなぁって考えてました。」

「そうか」

「カイギ オワリ!
リンチャン、シバラク ココニスムネ」

「はい、よろしくお願いします」
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